スルガジョウロウホトトギス
4年前に、見そびれた(探しきれなかった?)「スルガジョウロウホトトギス」を見てきました
おおよその場所は聞いていたのですが、薄暗い渓流の対岸で、しかも当時はデジイチも持ってない頃で、咲いていても気がつかなかった可能性がありました
また、その時は、2000m近い山(毛無山)を登って下りてくる途中で見ようとしてたので、疲労もあり、一生懸命に探そうともしませんでしたが。
今回、この山域の管理人さんに、目印の場所からさらに20分くらい上がったところで沢を渡れる場所が一箇所だけあるので、そこを渡ると聞いてたことと、この植物鑑賞が目的だったので時間かかっても探すつもりで出かけて行きました
2つ目の沢渡、水量が少なめだったので2つとも濡れずに渡れました。目印となる場所を出るときに時計を見て、およそ20分ほど登ったところを目指します。
少し登ったところで、もの凄く運がいいことに、下りてくる管理人さんに出会いました。挨拶して、見に来たと話しましたら、なんと!!案内してあげると!!
分かりにくいからついておいでと、管理人さんは引き返して登り始め、あれこれ話しかけてくれますが、その登るスピードにじいじとばあばは付いていくのに必死で会話どころではないのですが、頑張ってあれこれお話ししました(笑) 管理人さん、年齢は私と同じだそうですが、1000回この山に登られるそうで、あと二百四十?回登るとのこと (ひえ~~~標高差1200mもあるのに!)
十数分登ったでしょうか、道を外れて沢を渡る場所で、渡ってあそこの岩を超えて行くといいと教えてくれました。一人、松本方面から来た人が撮影してるよ、と。十数分だったのでなんとか付いていきましたが、もう少し先だったら・・・(^^;)
とてもラッキーでした 管理人さん、ありがとうございました!!
待望の「スルガジョウロウホトトギス」に、初の対面。ちと感激しました
渓谷の南側の崖にしがみつくように咲いています。陽は全く当たらない場所です。陽の当たる北側には咲いていません
このように岩肌のわずかな土の部分に根を付けています
こんなに近くで見れると思ってなかったので、マクロレンズは持ち出さずに望遠を持っていきました
ばあばは、マクロレンズをもって来てました^^
その時の写真が次です
「スルガジョウロウホトトギス」は、いまのところここでしか確認されていません。絶滅危惧ⅠB類だとか。
なので、遠くから見に来る人が多いそうです。先に来てた人は蓼科から車できたとか。そういえば、駐車場に松本ナンバーの車がありました
管理人さん曰く、最近は種を持っていく人もいるとか。ただ、こういう環境でしか育たないそうなので育成は難しいのだろうと思います。
管理人さんから、もうひとつ情報が。知り合いの大学の先生が、別の場所(山梨県)で見つけたとか。もしかすると近いうちに発表されるかもとも。
今年は降水量がすくないとか、沢を渡るのにはいいのですが、植物にとってはどうなのか・・・
多すぎてもがけ崩れとかあると、根こそぎ剥ぎ取られそうですし、自然というのは厳しいものですね
撮影している間はとても涼しく、風が吹くと寒いくらいでしたが、下り始めるとドッと汗が^^;
最後は、登り口付近に咲いていたツリフネソウです
by mjiiji_hbaaba
| 2016-09-04 20:53